2010 May

Tokyo

 
 
 
子供の頃から親しんできたスヌーピー。正式には「ピーナッツ・ファミリー」のキャラクターの一つだけれど、チャーリー・ブラウンもライナスも皆大好き。50年間もの永きに渡りこの連載を続けてきたチャールズ・モンロー・シュルツ氏もとても魅力的な人物。ピーナッツ・ファミリーの誕生から氏の没後までの大回顧展。氏の亡き後奥様は盲導犬の財団を設立なさった事も素晴らしい。

 

Tokyo

 
 
青山のワタリウム美術館に「ジョン・ルーリー、ドローイング展」を見に行く。建築家、マリオ・ボッタの作品であるこの美術館は美術館自体が東京の街の宝石のよう。そして毎回とてもマニアックな素晴らしい展覧会で、パリから帰ってきて最も行きたい場所。ジョン・ルーリーはジム・ジャームッシュの映画に出演していたアクターでありミュージシャンだったけれど、難病をわずらって以来画家に転向したとか。でもその昔、ジャン・ミッシェル・バスキアなどと活動をしていたと言うのだからもともとマルチなアーティストなのかも。透き通ったような作風と、会場構成と建物がそれぞれにマッチした素敵な会場。

 

Paris

 
 
 
騎馬オペラというか騎馬スペクタクル、ZINGAROを見に行く。なかなかチケットが取れず長い間行きたかったので、誘って下さった友人に本当に感謝。1984年の旗揚げ以来、本名も年齢も明かさない、バルタバスというひとの率いる騎馬スペクタクル。毎回、会場の構成も内容も全く違うけれど、常に騎馬を中心としている。会場も大掛かりで、パリ郊外のその一帯はまるでZINGAROの町。特設テントの仮設レストランから、馬の匂いのする馬舎を通って会場へ。神秘的な影絵のようなスクリーンに馬の姿が浮かびあがる・・・。静まりかえった会場、馬と土の匂い・・・これからどんなスペクタクルが始まるのかしら?

 

Paris

 
 
 
 
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このカレ・リヴ・ゴウシュはサンジェルマンの春のお祭りだけれど、今年は冬がことのほか寒くて長かったので、何だか皆嬉しそう。老舗のアンティキテ、シャンデリアと対照的な現代アートの展示、と思ったら、そのモチーフは18世紀のタピストリーにちなんでいるとか。50年代のファニチャーを中心のギャラリーにはカール・ラガーフェールド様のお姿も・・・。サンジェルマンはこうして有名人がさりげなく居られるのもきっといいのでしょう。カクテルもシャンパンずくしでシンプルでリッチ、本当の贅沢とはこういうことを言うのかもしれない・・・。
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